1年生 0をふくむひきざん
公開日: 2018年6月26日火曜日
1年生 0をふくむひきざん
 「0をふくむひきざん」この学習に1時間もかかるのか?と思っていたのですが,
0という数,けっこうイメージできていない子が多いようです。
 3−0=0などの誤答を見ることがあります。
 そこで,今回は,0をふくむひきざんのイメージができるように絵をかかせてみました。最初は教科書の挿絵を見ながら,黒板に一緒に絵をかいていきました。
 そして,教科書の練習問題
①  
5−5
②  
6−0
③  
0−0
の式から,場面を絵にかかせていきました。
設定としては,「動物がお皿の中のいちごを食べる」というものです。
以下は,子どもたちがかいた絵です。
①の絵
これは,食べたいちごに×をつけています。
シンプルで場面の状況が分かりやすい絵になっています。
|  | 
| ① | 
②の絵
これは,動物の口の方に向かって矢印がかかれています。
いちごを食べたということのようです。
矢印をうまく使って,いちごの動きを表しています。
また,式から読み取れる場面の状況を吹き出しで言葉にかいています。
5—5「ねこは ぜんぶ いちごを たべた」
6−0「うさぎは なんにも たべていない」
0−0「なんにも いちごが ない」
式と絵と言葉を結びつけ考えることができています。
|  | 
| ② | 
③の絵
2コマ漫画のように,動物がいちごを食べる前と食べた後を表しています。
2つの絵を矢印でつなぎ変化を表しています。
5—5「ぜんぶ たべた」
6−0「たべてない」
これも,式と絵と言葉を結びつけて,場面の状況を考えることができました。
|  | 
| ③ | 
 6—0=0とかいている子がいました。
 その子のかいた絵を指しながら「ここには,いちごあるみたいよ。」と言うだけで,「あ,そうか。」と気付くことができました。
 0を含むひきざんを繰り返し解いて身につけるのではなく,一つ一つの式がどんな状況を表しているのかをしっかりイメージさせることが大事だと思います。
篠田 啓子
 
 
 
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