今年度もよろしくお願いいたします。

公開日: 2021年5月26日水曜日

  算数科の枝川です。

 今年度は算数科のメンバーが1名変わり,新しいメンバーでのスタートとなりました。面白い実践を発信できるよう頑張っていきたいと思いますので,今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は久しぶりの1年生の担任となり,子どもたちの素朴な反応に笑い,驚き,感動する毎日です。

少し前の授業の話をすると,「なかまづくりとかず」の単元において,5の構成について考えていたときに,以下のような場面がありました。

「4は半分にできたのに5はできないんだね。」

「どういうこと?」

「だって,ほら2と2に分けられたじゃん。」

「たしかに!そうだったね。」

「6はできるよ!」

「7もできるよ!」

「できないよ!」

その後,ブロックを操作しながら各々確認していきました。

「やっぱり6はできたけど,7はできなかったよ!」

「いっしょ!8はできるよ!」

「いっことばしになってる!」

「ほんとだー!すごーい!」

「え?どういうこと?わかんない。」

ここで,『いっことばし』について自分の指を使って説明する子が出てきました。



「あー!わかった!」

「おもしろい!」

と,それまで何人かの友だちの言葉だけでの説明では捉えられなかった子も,その指を使った表現によって納得していきました。

また,5と7を同じ数に分けられるか改めて考えたときに,

「やっぱりできないね。」

「うん,できない。半分にならない。」

「え?半分にできるよ。」

「できないよ。」

 すると,ある男の子が,一つのブロックを指しながら,

「ブロックだとできないけど,これを半分に切れたらできるでしょ?」

と言うと,

「あ~,ほんとだ!」

と,なるほどという表情で自然と大きな拍手が起きました。

「柔らかかったら,できるね!」

「ケーキならできる!」

「わかるー。1このケーキ半分にしたことある!」


 

「いっことばし」についての指を使った表現や,ブロックを半分に切るという発想は,とても魅力的なもので,私も子どもも感動しました。まさに学校で友達と共に学ぶことの意義,算数の面白さを共有した瞬間でもありました。

1年生の子どもたちの素朴な思いや数についての感覚は,これまでの遊びや生活の経験から形作られたものです。それらを大切にしながら,子どもたちの声に耳を傾け,子どもたちと一緒に授業を創っていき,数についての感覚を豊かにしていきたいと思います。

今年度も,どうぞよろしくお願いいたします。



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