第1学年 繰り上がりのあるたし算(第6~8時)
公開日: 2024年12月20日金曜日
こんにちは。
附属小3年目の内田です。
繰り上がりのあるたし算の第7時について、報告します。
第6時では、第5時の学習(被加数分解)から、問題づくりを行いました。子どもたちは、問題づくりを楽しんでいましたが、じっくり考えている子もいました。実は、この子は、最初の問題づくりの時間(第2時)において、「どんな問題(式)ができるか、考えるのが難しい」と言っていた子でした。
終末で、「みんな、問題できた?」と聞くと、この子を含む何人かが悩んでいる表情をしていました。いくつか問題はできたものの、どんな式をつくればいいのか迷ってしまうと教えてくれました。
そこで、第7時では、みんなでどんな問題ができたか交流するようにしました。
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T:最初のお話づくりで作った問題をいくつか、まとめるとこうなったよ。
(白い画用紙に式をかいて、ランダムに提示)
C:あ、ぼくのと同じのがある。/私も!/ぼくのはない。
T:前回、また問題をつくったもんね。前の時間、どんな問題ができたの?
(口々に式を言う)
T:でも、困っている人もいたね。
C:うん、どんな式があるのかって。
T:そうだったね。答えが11~18になるようにするんだったけど、なかなかどんな数や式にすればいいか、悩んでいるんだったね。今日は、交流しながら、どんな式があるのか調べてみない?
えいた:いいね!
しょう:おもしろそう!
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このようなやりとりをして、それぞれがつくった式を発表していきました。その際、式を子どもたちが黒板にかくように促し、「式を並べる」という思考へとつなげようと思いました。
はじめは、適当な位置に書いていた子どもたちですが、ゆうたさんが「じゅんばんがあるんじゃないかな?」とつぶやいたことをきっかけに、数の関係に着目し始めました。
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T :ゆうたさんの「じゅんばんがある」っていう気持ちわかる?
ひなこ:わかる。あのね、2・3・4・5ってなっているの。
やまと:あ~、逆の方もだ。9・8・7…
T :2人の気持ちわかる?
かなた:えっと、答えが11になるところだと、2+9の下は、3+8っていう数の順番になっている。
やまと:そうそう。式を順番に並べるといいんだよ。
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このようにして、数の関係に着目しながら、式を並べていきました。第7時は、11の場合を調べて時間がきたので、第8時では、答えが12~18になる式を見つけていきました。
自分で、調べてみたい式を選択し、同じものを選択した子どもとともに、調べていき、下の板書のようにまとめていきました。
この中で、たされる数が1増えると、たす数が1減ると、答えが同じであることを見つけていきました。
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