数のまとまりをつくり出そう(第3~5時)

公開日: 2025年11月2日日曜日

 本校算数科の内田です。

数のまとまりをつくり出そうの第3時と第4時についてお伝えします。

第3時の最初は、5このあめについて触れました。子どもたちの中には、5こからまとまりを見付けたいという思いをもっていたり、12のまとまりの時に「5のまとまりではかけ算にはできない」と極端に捉えている姿があったりしたからです。

5このあめを扱うと、5×1や1×5という見方や2のまとまりで考える意見が出されました。

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(5×1や1×5のあとに)

しょう:まだあります!あまるけど。

C  :え?

C  :あまったらかけ算じゃないよ!

T  :聞いてみようか。

しょう:2のまとまりをつくるとこうなる。

れいあ:かけ算は何が何個だから、ちがうんじゃない?

T  :2のまとまりにしたら、かけ算はないの?かけ算、見えてこない?

C  :あ、2×2!

C  :ほんとだ。2×2だ!

C  :そして+1すればいい!

T  :そうだね。たしかに2のまとまりだと余って、かけ算だけでは表せないんだよね。でも、かけ算とたし算をつかうとできるんだね。

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このようにして、2+2→2×2と捉えていきました。そ
の後、他の場面でもかけ算見つかるうかな?と問い、教科書にある「ゆうえんちのイラスト」から探すことにしました。

教科書のイラストは「1つ分」「いくつ分」が明確です。だからこそ、意味を捉えることがより簡単になります。(ただ、私としては、「既習との関連」「まとまりをつくること」を大切にしたかったので、先にバラバラな状態のお菓子を導入の教材としました。)

授業は式の発表→どの遊具かを当てるというクイズのような形で進めていきました。途中で、飛行機は、4×3か3×4かということで話し合いもありましたが、「場面通りなら3×4.答えを求めるならやりやすい方で」と結論付いていきました。

本時によって、多くの子がかけ算の意味を捉え直すことができたようでした。

第3時の板書

第4時は、校内のかけ算みつけを行いました。



 子どもたちは、掲示物や靴箱、ロッカーに注目する子が多くいましたが、中には、階段の12段を見て、そこからまとまりを見付け出すような姿も多く見られました。

 数の見方が豊かであることはよいことですが、「1つ分」「いくつ分」が明確にイメージできていな可能性もあります。この点については留意しながら、各段を扱っていく必要がありそうです。

 なお、第4時は金曜日にして、そのままお家でもかけ算見つけをするようにしました。そして、第5時は、それらをまとめて、提出する時間としました。

 次のような場面を見付けてきました。





 さて、次の時間からは、いよいよ2の段に入っていきます。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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