どんな分数がつくれるかな?~1/□コレクション~ 実践の考察
公開日: 2026年2月12日木曜日
本校算数科の内田です。
今回は、第2学年「簡単な分数」の実践に向けた考察をまとめたいと思います。
まず、分数の学習が困難であること、これについては、多くの先生方がご存じの通りかと思います。やはり、その意味が多様であること、そして日本においては(子どもが)そもそも目にすることがあまりないことが大きな要因だと思っています。
さらに、今井(2024)は、「たつじんテスト」という子どもに対する調査問題の結果を考察する中で、単位としての「1」の意味が分かっていないことを指摘し、「そもそも「1」ということばの意味もわかっていないのである。」(p.195)と述べている。そして、このことが、分数の概念についての意味理解にもつながっているとしています。
このような子どもたちの現状や指摘を前提としたときに、初めて分数と出合う第2学年の学習はどうあるべきでしょうか。
いろいろな先行研究や先行実践をもとにすると、次のことを大事にしたいと考えるようになりました。
① 子どもたち自ら、学びの文脈の中で様々な1/□をつくること。その時に、形は違っても、同じ大きさであれば、同じ大きさの分数だと捉えてほしい。
② もとにする大きさを意識すること。その時に「1」を等分したり、等分したものを集めて「1」に戻したりしてほしい。
③ 連続量から分離量の学習への緩やかな接続を図ること。そのために、連続量で「1」としていたものを用いながら、分離量を等分する。
本単元は、子どもたち自ら学ぶような単元構成も難しいです。しかし、子どもたちが自ら学びたくなる単元構成にすることで、子どもたちは様々な分数をつくろうとするのではと思いました。
次のブログでは、図画工作科の学習での子どもたちの姿を紹介したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
<引用・参考文献>
・今井むつみ(2024).「学力喪失」.岩波新書
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