附属小のまわりってどんなところ?~データの読み取り~⑤ー2 池田コース 算数科
公開日: 2026年7月6日月曜日
本校5年目の内田です。今回は、2年生の「資料の整理」の単元の構想についての具体を伝えたいと思います。
前回のブログで、第3回目の探検、池田コースの生活科の授業についてお伝えしました。今回は、続きの算数の時間をお伝えします。
はじめに、「池田コース」で多かったものを交流していきました。
その中で、「マンションが多かった」「いや、マンションは少ないよ」、「京町と比べて公園が多い。」などの発言が出てきたので、「池田コースに何がいくつあるか」について調べていくことにしました。
前回の算数の授業において、表やグラフを読み取る時間が足りていないために、表やグラフのよさにも気付けていないのではないかと感じていました。そこで、今回は、「分かること」を読み取る時間を大事にしたいと考えました。
「何がいくつあるか、分かるように表やグラフにするといいね」と言って、活動に移っていきました。(必要のない一言だったかもしれませんが、このことは既に前時で子どもたちが発言したこと、読み取りを大事にしたかったことから言いました)
子どもたちも、少しずつ慣れてきたのか、これまでよりも早くグラフや表にするようになってきました。ただ、データカードにより、未だ並べて明らかにしようとするチームもあり、「学習環境を整える」難しさを感じました。(地図に見つけた建物や施設を記録しておき、それをもとに調べるという方法もあったと反省しています。ただ、もし子どもたちがコース同士を比較する際に、カードを並べようとするなら、コース同士の比較の手立てとなり得るかもしれません。)
各チームでどのような結果になったか、確かめた後、「どんなことが分かりそうですか?」と問いました。(この問いかけ、子どもたちの頭にはなかったことだと思いました。反省です。)
ゆ き:えっと、一番多いのと一番少ないのがあったらいいから、公園やものを売る店が一番多くて、保育園と食べる店が一番少ない。
T :ふたりが何をいったのか、確認して。
ひ ろ:だって、これ、高さがこっちの方が多いでしょ?高さが多い方が、丸が多い方が数が多いってことだから、ゆきさんたちは、高さが多かったら、分かりやすいよってこと。
T :高さが高いと?
C :分かりやすい。
T :何が?
C :高さが。
りょう:高さがたかければいいなら、数はいらない。
C :ただし方式だ。
T :今言っている「多い」って言っているのは、何を見て言ってる?
み か:数で多さ、少なさを比べている。
はすみ:地図。地域。京町と上熊本。
T :コースのこと
はるき:コースごとで比べている。
T :じゃあ、ものを売る店も一番多かったんだ。
そうた:たしかに多い。
C :違うよ。/でも…。/マンション
ゆ き:ものを売る店は、全体的に比べて、京町方面が多かったんじゃないかな?
この最後のゆきさんの発言ですが、この後、別の子も説明を的確にするのですが、意味が分かった子どもは、1/3程度だと見取りました。これまでにも、コースごとに比べて「公園が多い」ことには、触れてきたのですが、「何と比べているのか」がやはりよく分かっていないように思います。また、3つを比べること自体が難しいのだと思います。
この後、時間がきたので、「また今度、考えようね。」と(無理矢理)言って、算数絵日記を書きました。
さて、今回の授業でいくつかの課題が明らかになりました。
①最初の表やグラフに表す活動では「発表会」になってしまったこと
→結果が1つしかないので、あまり表現の違い(表・グラフ)に立ち止まらなかった。
②「読み取る時間」が十分に確保できなかったこと
→子どもたちは、「何が分かったか?」と問うと、少しシーンとしました。この姿に焦り、「近くの人と考える時間」も短くなってしまいました。
③3つのコースを「比べる」ことの難しさ(発達段階及び授業の流れが要因)
→だからこそ、「観点を変える」よさが明らかになります。一方で、これを乗り越えるために、試行錯誤が必要になってくるので、発散→収束という流れが必要です。
また、当初、子どもたちが注目するであろう、「公園」に注目して、観点を変える授業をこの後、構想していましたが、何度も話題になっているので、課題として立ちづらいと感じました。また、「ものを売る店」も「?」状態の子がいるので、「公園」「ものを売る店」に着目させない方がよいかもしれないと考えました。
じゃあ、どうするのか。
それについは、これから考えたいと思います!!
次の授業では、子どもたちが「やっぱり表やグラフっていいよね!」「○○だけの表だと分かりやすい!」などを感じてくれればと思います。
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