附属小のまわりってどんなとこ?~データから読み取ろう~① 【単元の構想】

公開日: 2026年7月1日水曜日

  こんにちは。本校5年目。算数科の内田です。

今年度も2年生を担任しています。昨年度とは、違った反応を見せてくれる子どもたちとたのしく、ときには悩みながら一緒に授業をしています。

 さて、今年度は校内研で「Dデータの活用」に挑戦することにしました。これまで、本校の校内研では扱わなかった領域です。2年生での「Dデータの活用」では、資料の整理をしていく中で、観点に着目することが求められています。

  例えば、「クラスで好きな遊びの統計結果をもとに、クラスでする遊びを決める」というものであれば、最初は、単純にどれが多いか少ないかという「クラスの子たちの好きな遊びとその人数」という観点から、簡単な表(一次元表)や丸を用いたグラフを作って、決めていきます。

 その後、「雨が降ったらどうしよう?」と考え、もう一度データを分析し直し、「雨の日でもできる遊びとその人数」というように、観点を変えて、もう一度、分かることを考えていきます。

 このような「観点を変えてみると…」ということが大切にされており、このことは、第5・6学年で求められている批判的思考や帰納的推論へとつながっていくと考えます。

 

 ただ、ここで立ち止まって考えたいことがあります。それは

「子どもたちにとって観点を変えて表やグラフで表す必要性があるのか」ということです。

 

 2年生、というか子どもたちは、多数決が大好きだと思います。そうであれば、好きな遊びについては、挙手すればいいわけで、わざわざ簡単な表やグラフにする必要はないはずです。

 

では、どんな事象が、あるいは、どんな学びの文脈をデザインすればよいのか。

 

その鍵は、他教科との関連付けだと考えます。特に、第2学年においては、生活科「町たんけん」の単元があります。様々な事象を検討する中で、第2学年の資料の整理として「学習指導要領解説 算数編」で挙げられている「町たんけん」の事例が、観点を変える文脈が自然と生まれるのではないか、と考えました。そして、「統計」によって、生活科で大事にしている「気付き」も広がり、深まるのではないかとも思いました。

 

しかし、町たんけんで分かったことを、クラス内で交流するだけでは、いまいち、「観点に着目する」、特に「観点を変える」必要性が高まらないかもしれません。そこで、今回の実践では3つのことを意識して単元を構想することにしました。

 

①子どもたちが簡単な表やグラフにしようと思う「目的意識」の設定

②子どもたちの学ぶ文脈に沿って、簡単な表やグラフが表出するようにすること

③簡単な表やグラフをもっと分かりやすくすることで、観点を変える考えが表出するようにすること

 

長くなったので、具体的に、どうしていくのかについては、次のブログで触れたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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