かけ算(1)〜かけ算との出合い〜 「かけ算はどこにある?」7時間目

公開日: 2023年10月11日水曜日

  子どもたちは今までに自分たちオリジナルのまとまりをつくりだし、そのまとまりにかけ算を当てはめて表現してきました。また、かけ算で表すことができないまとまりに対しては、動かしてまとまりを再構成したり、2つのかけ算で表したりなどして、まとまりをかけ算の見方を通して関わり続けてきました。

この時間では、今まで身につけたかけ算の見方を使って、みのまわりにあるまとまり探しを行いました。

授業の冒頭では、「かけ算」についての復習から始まりました。

C「9×9だったら、9+9+9+9+9+9+9+9+9で表せる。」

T「たし算でも表せるということかな?」

C「そうです。」

C「かけ算はたし算の式が長い時にまとめてできる式です。」

C「何かの数をかけます。」

C「長いたし算でもし、やりにくかったらかけ算で表せるとパッと答えが出ます。」

C「かけ算は、数が1個でもあればできる。」

C「かけ算はすぐに計算ができます。」

C「同じ数がたくさんある式の時にかけ算ができます。」

子どもたちは同数累加の場面だとかけ算で表すことができることに強い印象を抱いているようでした。

 

次に、何かみんなの身の回りにかけ算で表すことができるのものがないかを問いかけると、教室にある名札入れを指差す子がいました。



C「3×7になる。」

T「どうして3×7ですか?」

C「縦の列が7です。」

C「横の列が3だね。」

C「先生、ノートもかけ算になってます。」

C「他にもかけ算はたくさんあるよ。」

 

子どもたちは、学校の中のかけ算探しに出掛けて行きました。



子どもたちは、見つけたかけ算のまとまりをタブレットで写真に収めていきました。かけ算探しでは、多くの子どもが、窓や棚などの縦横が綺麗に揃ったまとまりに目を向けながら探す姿がありました。その中でも、写真のような虫の足の数を見つけ出す子どももいました。意外と同じようなものはいくつかあっても、違う種類のものが見つからないような様子でした。

 

この学習の延長として、子どもたちにタブレットを持ち帰ってもらい、「お家や身の回りのかけ算探し」にも取り組みました。


次時より、いよいよ「かけ算九九」の学習に入ります。

子どもたちが今回までの学習で見つけてきた身の回りのかけ算から、かけ算の世界を徐々に拡げていきます。

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