かけ算(1)〜かけ算との出合い〜 「4×6って何?」 2時間目

公開日: 2023年10月2日月曜日

 4+4+4+4+4+4などの同数累加で表された式がなんだか長くて面倒だと感じている子どもたちの姿がありました。その中で、「算数日記」による振り返りにおいて、4×6と表現している子どもがいました。

 

C「4+4+4+4+4+4は、4×6で表せます。」

C「どういうこと?」

CC「かけ算だよ!」

T「かけ算って言葉を知ってる人?」

C「かけ算知ってます!」

C「かけ算という言葉を知っているけど説明はできません。」

C「かけ算は九九ってことかな?」

 

全体にかけ算という言葉について知っているかを問うたところ、言葉自体はクラスの全員が知っていました。しかし、半分の子どもたちはうまく説明できないという状況でした。

そこで今回は、授業の冒頭で出てきた4×6について、説明できるようになることが課題として立ち上がりました。

 

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子どもたちは、ノートに式や言葉を書き込んだり、図を描いてみたり、算数セットを用いて並べ出したり、タブレットで前日配ったお菓子のシートを動かし直したりして考えだしました。

 



下の写真はタブレットアプリであるロイロノートの提出箱の画面です。毎時間、タブレットに自分の考えを提出箱に送ることで、考えを互いに見ることができるようにしています。

子どもたちは途中で友達の考えをタブレットで見てみるなどして、参考にしながら自分の考えを表現していました。

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C6こずつが4こ分という意味です。」

C「答えは同じになるね」

C「これはお菓子が6個ずつが4個分ということだと思う。」

C「なんだかおかしいよ。それだと表し方が違うんじゃないかな?」

C「求められている計算の仕方が違うね」

C「今回は4こずつが6こ分ということだね」

お菓子をタブレットで並べ替えながら、4が6こ分なのか、6が4こ分なのかをモニターに映し出されたカードを使いながら考える姿がありました。



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C「僕はストーリーで考えました。おはじきのチーム、1チームが4人で6チームあります。」

C C「あーわかりやすい!」

T「せっかくだからこの図に名前をつけましょう。」


C
「チームで考えてるからチーム図!」

図を使って説明ができるということで、4×6は何がいくつ分なのかを考える姿がありました。子どもたちが自ら作り出した図に名前をつけることにより、自分達のモデルという意識を高め、クラスの共通言語として定義づけました。

 

学習の最後には、かけ算の記号の確認を行いました。次の時間では、今回のかけ算の考え方に基づいて、もう一度自分でつくったまとまりを見つめ直していきます。
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