「つまようじタワーを設計しよう!」7時間目(R6年度研究発表会に向けて12)
公開日: 2025年2月11日火曜日
算数科の津川です。
この時間は、つまようじタワーのオリジナルタワーの製作を中心に進めていきます。
進めていくにあたり、前時のブログの中でも紹介した、「パーツごとに組み立てる」振り返りを紹介するところから始めました。
その組み立て方を共有したのちに、それぞれの班で制作を始めていきました。
このブログで紹介している班はこの段階までオリジナルタワーの製作を進めています。
この時間では、今まで働かせた見方である、長さをそろえる、高さを構成している辺を平行に作る、底面と高さを垂直にするなどの味方を働かせながら製作を進めていきました。
ただ、作る上で接着の難しさなどが関係して意識はしているものの並行・垂直に製作することの困難さもあったようです。
この時間の主な関わりとしては、上の写真のように複数のパーツを作り上げる姿があったので、2階以上に積み上げるときの形のイメージを言語化させていきました。以前もブログで紹介しましたが、2階以上積み上げる時に、2つの三角柱を合体させて作り上げてしまうと、2階以上の部分から底面のつまようじが二重構造になってしまいます。子どもたちがパーツを作る際に、2階以上の構造がどうなっているのかを言葉にすると、その二重になっている部分に気付いて修正しているようでした。
もう一つの関わりが、「練習用のつまようじを追加で与えること」でした。練習用のつまようじセットは全部の班それぞれ50本ずつでした。
モデルタワーとオリジナルタワーを作っている途中に、オリジナルタワー用のつまようじの本数が足りない班が出てきました。子どもたちから「つまようじを追加でください」と言われた際には、「何本欲しいの?」と問い返していくことにしました。そうすることで、子どもたちはつまようじの足りない部分に目を向け、立ち止まって考える姿がありました。具体的には、足りない部分を指で追って数えたり、頭の中に計算式を思い描いているような様子でした。
このようなことを繰り返しながら、この時間はつまようじタワーの1〜2階部分の完成へと向かっています。
最後に、子どもたちとこれからの見通しを共有していきました。
この時間の算数図日記です。
この振り返りは、上の写真のように六角柱を製作している子の振り返りです。5階分に妥当性を感じているようです。計算式も書かれていました。このように式にするとどのような増え方をしているかが見えてきて面白いなと思います。
タワーのどの部分を、どう増えていくようにみているのか、そのずれが出てくることが予想されます。つまようじの本数は階数の積のみで求めることができるのか、これまでつまようじタワーと関わってきたからこそ見えてくる増え方にこだわりながら学び進めていく姿をお見せすることができればと思います。
次はいよいよこの単元の山場になります。子どもたちとやりとりをしたり、振り返りを読んだりしたりしていく中で、当初の想定と異なるずれが出てきていることも感じています。また、本時の目的も修正する必要があるかなと思っています。そのような部分を明日以降、修正指導案として先生方と共有していきたいと思います。
そして研究発表会当日、子どもたちとともに今できる最大限、学びをたのしむことができればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
算数科 津川
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