「つまようじタワーを設計しよう!」1時間目(令和6年度研究発表会に向けて⑥)

公開日: 2025年2月3日月曜日


 算数科の津川です。


先週の水曜日にようやく単元の導入を行いました。

今回から、授業の実際をこちらのブログで紹介していきたいと思います。


子どもたちに「つまようじタワー」へと出合わせていきました。




このスライドの写真を見せたところ、5人ほどコンテストを知っていました。
その後、実際のコンテストの動画を観せました。
T「今、どうなってた?」
C「地震を起こして耐久性を確かめてたよ」
C「揺れに強いものを作ってたね」


次に、このスライドに書いてあるルールを1文ずつ提示して、1つ1つのルールを一緒に確認していきました。
15cm×15cmの枠の中に作成することを確認した際には、「どのくらいの高さにすればいいのかを知りたい」というつぶやきもありました。また、「事前注文制」の話をすると、「実際に作るためには何本のつまようじが必要なのか」という思いも表出してきました。

子どもたちは、ジェスチャーなどをしていろいろな形をイメージしているようでした。

「それぞれの階は同じ形であること」を共有した際には、大きさの形も同じということで、合同のイメージが子どもたちから出てきました。
最後に、次のスライドを提示しました。



C「1段だったら、多分壊れないけど全然点数がもらえないね。」
C「作るなら9段くらいかなあ」

その後、それぞれの角柱の積み木を触らせていく中で、子どもたちにどのようなタワーを作っていきたいかを考えさせていきました。

積み木を積み重ねたり、揺らしたりする姿もありました。

C「円が強そうじゃない?」
C「でもつまようじで円はできないよ・・・」
C「四角形だと落ちないよ」
C「三角形は作れるのかな?」
C「正方形がいいかもよ」
C「円はできないですよね」
T「作れないかなあ」
C「円に近い形はできそうだよね」
C「角が多い六角形はどうかな」
C「三角形が一番いいって」
C「ここの角度が小さくなればなるほどいいんじゃない?」
C「よくないよ、小さければ小さいほど倒れやすくなるじゃん」


まだ、角柱の言葉も教えていない段階なので、それぞれの立体の底面の形を言うことで、意思疎通を図りながら対話を行なっていました。話し合いながら、積み木からさらに具体的に形をタブレットやノートに描きながら相談する姿もありました。





T「どんな形が強そうだった?」
C1「勘だけど、三角形が強そうだよ」
C2「四角形がいいと思う。こんな感じで」
T「それは正方形ということ?」
C2「そうです。正方形です。積み上げるのは難しいけれど」
C3「できるだけ角が多い方がいいのかなって思いました」
C2「その考えだと六角形でもいいと思うけど・・・」
C4「五角形もいいんじゃないかなあ」
C5「立方体がいいかもしれないです」
T「その形は4年生でも学習してきたよね。」
そこから、直方体の形を確認した上で、角柱という言葉や底面や側面、底面が何角形かによって角柱の名前が変わることを共有していきました。

その後、「木は重さがあってうまく実験することができない」や「他の形も調べてみたい」というつぶやきがあったので、工作用紙で作って調べてみることを話していきました。
この時間の振り返りは次の通りです。


このように、マンションは倒れにくいのではないかということから、マンションの形に近いタワーをイメージしている姿もありました。
話し合いの途中にも、このような形を描いて話し合っている様子もありました。











また、ハニカム構造に目を向けて考える子もいました。この構造を基にして製作しようと考えている子もいるようです。


このように、角の数(頂点の数)や辺の数に着目して考える姿もありました。

次時では、これらの振り返りを見て初めから工作用紙で実際に作る前に、面の数や辺の数を調べることのより、さらに図形を構成する要素に着目することで、展開図を描きやすくしようと考えました。これらに注目して辺や頂点、面の数を調べる学習を次の時間に行なっていきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

算数科 津川











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