どんな分数がつくれるかな?~1/□コレクション~ 第2時

公開日: 2026年2月19日木曜日

 本校算数科の内田です。

今回は研究発表会で行った授業について報告します。

研究発表会では、下の作品例の作り方を交流する中で、「もとの大きさ」のちがいに着目して、作り方を考察させることがねらいでした。


 授業展開に合わせて報告していきたいと思います。

①導入

今回は、操作活動に時間が必要なので、短い時間での導入を目指しました。まず、子どもの「算数絵日記 あのね」から、「小さい形をつくりたい」というものを紹介し、その流れから、「実は、先生もつくってみたんだ」と言いながら、封筒に隠した作品例を見せていきました。

子どもたちに、「どんな大きさのピースがあるか」と問うと、1/2ピース、1/3ピース、1/4ピース、1/8ピースといった反応があり、このずれを基にしながら、めあてを設定しました。

②展開(前半)

まずは、1/4ピースづくりから始めた子どもたち。はじめに、1枚の折り紙を4等分する方法をした、りいささんの方法を取り上げました。次に、1/2ピースを半分にした、れんとさんの方法を取り上げました。


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T  :れんとさん、どうやってつくったか、説明できますか?

れんと:最初に折り紙をおって、両方におって、縦側に切って、縦側に切ったのを切った。

    あ、1つを切った。

しょう:なんでそうしたの?

T  :なんでそうしたの?だって。言える?

れんと:・・・。(うまく表現できない様子)

T  :みんな、れんとさんんは、りいささんとどう違うの?

C  :1つしか切ってない。

C  :でもこっち側は切ってない。こっち側をきって、こっち側は切ってない。

C  :1/2ピース。1/2ピースを半分にしていた。

T  :なるほど。面白いね。りさちゃんは、1枚の折り紙をチョキチョキって切って、れん      とさんは、片方をきったんだね。

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子どもたちは、れんとさんが、途中から始めたことに気付いたようでした。そして、1/8ピースをつくることを促しました。

促す際に、新しい折り紙があることを告げると、「いらない」という子どももいました。この子たちは、おそらく1/4ピースを基にして1/8ピースを作るはずです。そのようなつぶやきをした子を意識しながら、子どもたちの操作を見取っていきました。

1/4ピースのときと同じように、まずは、1枚の折り紙を8等分した、がくさんの考えを共有しました。そして、その後、1/4ピースを半分にきった、あいこさんの考えを取り上げました。


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T  :あいこさんの気持ちわかる?

(近くの人と話す)

T  :あいこさんの気持ちしゃべれる人?

ゆうや:れんとさんは折り目付けて半分にして、折り目付けてないけど半分にして…。

    ここは折ってなさそう。1/4ピースをぱたんって折って切って…。

T  :今、何分の1ピースっていったの?

C  :1/

れいあ:これを折って、これを切る。それでこんな感じになる。

C  :30秒で終わる。

C  :こっちの方が早いかも。

T  :1/4ピースをどうおったの?

C  :斜めに折って、切る。

りいさ:本当は3回。最初からやったら3回。

T  :最初の形って何?

C  :正方形。

りいさ:正方形が長方形になって、長方形が正方形になって、正方形が三角形になった。

れいあ:がくさんとりいささんは、最初の形からやっていった。

しんや:あいこさんは、途中からやっていった。

T  :ことこちゃんは、1/4からやって、れんくんは1/2からやった。

    いいですね。いろいろ見えてきた。

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子どもたちは、1/4ピースと比較し、関連付けながら、作るときの「もとの大きさ」がちがうことに気付いていきました。

③展開(後半)

 この後、これまでの学習を振り返り、1/8ピースだけ、(直角)三角形になっていることを確認し、「他の1/8ピースはあるか?」を第2の課題として設定しました。

 できた形を交流する中で、しょうさんが1/4ピース?とつぶやいた瞬間がありました。


 しょうさんは、1/2ピースを4等分したものを、そのようにつぶやいたようでした。

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しょう:これなら1/4。8こないから。

ゆうや:これ4つ合わせたら、正方形になって、1/2ピースを合わせたら結局8こになるか ら、1/8ピースじゃない?

T  :みんなしょうたろうさんの気持ちわかった?しょうたろうさんは、何の1/4っていったの?

ゆうや:1/2ピース

T  :なるほど。1/2ピースを4つに分けたことを、1/4ピースって言ったんだね。

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このようにして、「どこをもとの大きさとして考えたのか」を大事にしながら、授業を展開していきました。この後、「分数」という言葉の意味を教えて、授業を終えました。

本時の板書

<実践の振り返り~研究協議会から~>

① 図画工作科との関連により、様々な形をつくる子どもの姿が生まれた点はよかった。一方で、算数の言葉や「半分」という言葉があまりなかったように思う点が課題である。

② もとの大きさや分数の意味を意識できている子と、できていないような子がいた。できたピースを重ねる。あるいは、並べて1にする活動がもっと必要だった。

③ 最後のしょうさんの言葉を問い返す必要があった。もっと丁寧に扱うことで、「もとの大きさ」のちがいに注目できたのではないか。

④ ②や③について、時間がないことが影響していたように思う。「1/4ピースは切る。1/8ピースは折って、その部分を塗る。」のように、活動の内容を変えるとよかったのでは?

 また、指導助言の中で、分数の由来について話していただき、分数が2進分数(2倍法)だったことも教えていただきました。このことから、今回の単元の、1/2→1/4→1/8というう流れもよかったように思います。


 さて、次時では、もっともとの大きさに着目できるように、1/3ピースと1/5ピースづくりをしていきたいと思います。


 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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