めざせ!カウントマスター 第9時

公開日: 2024年2月24日土曜日

 

「めざせ!カウントマスター」の単元の第9時の様子をお伝えします。

 

T: こうし君のクリップの数って覚えていますか?

C:116

かなた:(数直線の)長いやつ作ってきましたか?

※数直線を黒板に貼った

C:百二十いくつまでありそう

C:百二十まである

C:百二十六まである

T:こうし君の数ってどこ?

こうた:※黒板の数直線の126を指した

C:そう

T:何でそこが合っていると言えますか?

ゆう:ここが115じゃん。次の数字が116だから、こうた君はここ(百十六)を指した。

なおた:100+16をすればいい ※数を多面的に見ている。

T:さくらさんや、いくつだった?

C:百七

T:ノートに数字で書いてごらん。

※全ての児童が106と書けていた。誤答はなかった。しかし、十進位取り記数法の学習へと繋ぐために、次のように提示した。

※1007

T:この人の気持ちって分かる?

C:あー!

C:この人は、ここ(100)とここ(7)を合わせたつもりだけど、うーん、何ていうか・・・100と7を分けた数にしている。

※なおた君やきみこさんなど、いろんな子どもたちが考え方を言っている。

けんた:100と7をたして107にするならば、+と書かないとダメ

T:けんた君が言っているのは、100+7=1007でいいの?

C:ダメ

ともや:絶対に千にはならない。

T:何で絶対に千にはならないの?

れんと:0+7=7だから、107になる。

きみこ:3つの数字になる。千がつくときは4つの数字で、十だったら2つの数字だから、百七は、3つの数字になるから107になる。

T:1007は、4つの数字になっているからダメだよという話だね。

なおた:その子の気持ちは、1の隣は、百の位になる。

きみこ:そうだよ。1のところが千の位で、その隣が百の位で、その隣が十の位で、7が一の位になる。

T:つまり、数字で書くと107ということだね。

T:位取り表で107と作ってみようか?

ひろたか:入らない

T:何て?

C:重ねたら入ったよ

ゆうみ:入った。重ねたら入った

※黒板に、入らないと書く

T:ひろたか君、入らないって何の話?

ひろたか:10の束が10枚あるけど、ちょっと狭いから、入らない

そうま:入った

T:ひろたか君が言っていることの意味って分かる?

※数え棒の10の束を並べていない児童を見取り、

T:位取り表に並べようか、ひろたか君の言っていることの気持ちって分からないよ。

れんと:10の位の百を入れるのが、全部入らないということ

T:何個なら入るの?

れんと:9個

なおた:もっと大きい位取り表もってくればいい。

きみこ:十の位だったら90までしか入らない

T:きみこさんが言っていることを隣の友達と確認してみよう。

まこ:きみこちゃんが言っているのは、たぶん、百の位。百を入れるなら、百の位のやつに入れないといけない。

きみこ:10が10個あったら100だから、百の位を作らないといけなくなって、90だったら十がついているから、十の位にはいけて、百だったら十がついていないから、だから百の位を作る

  ※〇〇だから・・・と演繹的に自分の考えを伝えている。

T:10が10個って意味分かる?百の位ってどう関係しているの?

きみこ:90までしか入らないでしょ?

そうま:いや、入るよ。

T:ひろたか君の入らないということの意味がまだ分かっていないようだから、ひろたか君に聞いてみて

※そうま君がひろたか君のところに行って、9個までしか入らないという意味を確かめる。

なおた:横にしたら入る

T:なおた君も、ひろたか君のところに行って聞いてみて

まこ:90まで10がついていて、10が10個だとしたら、100の位だったら、十がつかなくて、そのまま百って求めて、百は十がついていないから、百の位が必要ということ。

T:ひろたかくん、十は9個しか入らないんだよね。100を作りたいけん、十個にしたいんだよね。

  どうしたらいい?

けんた:重ねなかったら90しか入らなかった

なおた:だったら100の位を作っちゃえばいい。

きみこ:ペンで書いちゃえばいい。

T:ペンで何て書くの?  

※答えが返ってこない。

※100の束を作ればいいという考えが出てくるのを期待する発問。

T:1の位は、何て書けばいいの?

きみこ:7。枠の中に7と書いて、一の位に7個貼ればいい。

ひろたか:一の位に10個作ればいい。

T:それは、していいの?

たける:一の位は、9までしか入らない。1桁だから

きみこ:十の位は、10個作れば百になるから・・・

T:どうすればいいの?

C:うーん。※考えている。

めあて:十の位が10個になる時は、どうするの?

C:あー!分かったかも

T:重ねて無理に入れたらだめだよ。少し隣の人と話してみよう。※ペアトーク

C:分かんない

たける:十の位は、90しか入れたらダメだから、百の位を作ってから、百のかたまりをする。

たいぞう:意味分かった。

たいぞう:ここ(一の位)も9しか入れたらダメじゃん。ここ(十の位)も9しか入れたらダメだから、百の位のところに、百を入れた方がいいと思う。

きみこさんやその他大勢:あー!そうそう。

たける:だから、この紙を百のまとまりにする。そして、10を縛って、100にする。

※縛って見せて、100のまとまりを出す。

T:あー!! 今日1番の歓声が起こる。

C:見せて

T:ここ(十の位)は何て書けばいいの?

C:0

T:ここ(百の位)は何て書けばいいの?

C:1

まこ:百のまとまりが1個だから

きみこ:(私たちにも)百のまとまりください。

ともや:一の位は9個入るでしょう?十の位も9個入るでしょう?百の位も9個入るでしょう?

    これ(位取り表)を作る時に倍くらいの大きさにしないと入らない。

まこ:ちょっと、質問があります。百の位のまとまりが9個なら、2個ずつ置いたら、入りそうだよ。

T:100のまとまりの大きさに問題があるのかな?

きみこ:そしたら、十の位と同じ大きさ(幅)にしたら、9個入ることになる。

なおた:百の位も10個っておかしくない?

たいぞう:百の位も9個しか入らない。なぜかというと、一の位も、十の位も9個しか入らなくて、千の位もあるかもしれないから、百の位も9個までしか入らないと思う。

たける:一の位も、十の位も、百の位も9個しか入れたらダメ

※時間になったので、算数日記を書くように促した。

算数日記より

<まこ>

私は、今日の授業で、気付いたことがあります。それは、900とか9とか9までの数じゃないといけないということです。理由は、9の数じゃなくて10にしたら位の数が変わって、違うまとまりの数になるからです。

<ゆうな>

今日、私は、十の位のまとまりが9個しか入らないので、百の位が必要です。私は、百の位がいるとは思いませんでした。なぜかというと、十の位のまとまりが12入ると思ったからです。一でも9個しか入りませんでした。だから、百の位が必要なだと思いました。

<ゆう>

ぼくは、100の位が出るのがおもしろかったです。そこのところに0が出ました。それで、102とか103の数字で10じゃなくて、一の位も勉強できて、嬉しいです。

<ゆうき>

今日、ぼくは、十の位が9個までで、1の位も9個まで、この勉強では、9が欠かせないと思います。

<じょうじ>

ぼくが、気付いたことは、全部9個しか入らないです。なぜかというと、もうどうすることもないからです。

<りょうた>

今日、算数の授業で気付いたことは、90までしか入らないと思いました。なぜかというと、載せてもだめだし、立たせてもできないからです。

<れんと>

今日、算数の時に、十の位は9までしか入るから、10の位は、10はいらないです。それで、十の位は、百の位も900しか入らないから、それなら、多分10は、入らないと思いました。

<きみこ>

今日、私が思ったことは、9までしかできないということです。それは、10になっちゃうと、違う数になっちゃうからです。例えば、一の位が10個だったら、十の位に出ちゃうということです。

<さくら>

私は、たける君が言った、百の位が必要だと思います。なぜかというと、10個入らないし、十の位に、百の位が入っていたら、十の位じゃないから、百の位はいると思いました。

<たける>

ぼくは、全部9個までしかダメだと思います。なぜなら、10個入ったら、もう次の位になるからです。

<たいぞう>

今日、ぼくは、一の位に十を置いたら、十のまとまりになることに気が付きました。なぜかというと、0が1つついているからです。



 

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