めざせ!カウントマスター ~クリップハンティングで、まとまりを作って数えよう~ 単元構想

公開日: 2024年2月4日日曜日

 研発単元「めざせ!カウントマスター ~クリップハンティングでまとまりを作って数えよう~

本単元について、どのような課題意識をもち、単元構想をしていったのか、ご紹介させていただきます。

 

これまでの「大きな数」の実践は、教師が10のまとまりの個数と端数の見方へと促す意図が強いことにより、子どもたちは、数を一面的に捉えてしまうことがあったと分析します。この状況を打開するには、子どもたちがいろんな数のまとまりを作り、実感を伴いながら10のまとまりを作ることのよさに気付かせることと、一つの数を他の数と関係付けてみるといった経験を積ませることが重要だと考えます。

 

そこで、本単元ではクリップハンティングという活動を行います。子どもたちは、ハンティングしたクリップの数が気になり、自然と数を数えていくことが予想されます。1ずつ数えたり、まとまりを作ったりしながら数を数えていくことでしょう。まとまりを作る子どもの思いを問うことで、「まとまりを作った方が正しく数えられる」という数学的な見方を引き出します。そして、1ずつ数えたり、2ずつや5ずつ等のまとまりを作る中で、「数えるのが大変だ」という思いを引き出し、10ずつまとまりを作ることのよさに触れさたいと考えます。

 


2月10日(土)の研究発表会では、第6時をさせていただきます。「クリップハンティング50個に近い方が勝ち」という活動を設定することで、ハンティングしたクリップの数と50個を関係付けてみる経験を積ませます。この活動を設定することで、子どもたちは、「47個は、あと3個で50個になる」ことや「53個は50個より3個大きい」ことに気付くことができます。このことを数直線に表し思考を可視化することで、引き分けになることの意味を理解させたいと考えます。さらに、47個と53個を位を揃えて板書することで、「合わせたらぴったり100だ!」という気付きを表出させようと考えます。そして、そのことを問い返すことで、「53個の3個を47個にプレゼントしたら50個が2つできるでしょう?50個と50個で100個になる」という気付きを引き出したいです。子どもたちの問いが連続し、思考を可視化しながら課題解決していく姿をご覧いただけるかと思います。

 

2月10日(土)は、素敵な子どもたちといっしょに、先生方のお越しをお待ちしております。
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