めざせ!カウントマスター 第2時

公開日: 2024年2月4日日曜日

 「めざせ!カウントマスター」の単元の第2時の様子をお伝えします。

 

めざせ!カウントマスター ※黒板に書く

T:カウントって何だった?

C:数える

C:プロ

T:数える達人。そこに向かって頑張ろう。

T:昨日から、何を使った?

C:洗濯ばさみ

T:洗濯ばさみじゃなくて、クリップだね

※学びの足跡を見ながら、C:大きいクリップがある。

C:でかい!

クリップハンティングをしよう

※学びの足跡を指さしながらT:クリップハンティングの仕方を見てください。1番目は?

C:掬う

T:2番目は?

C:広げる

T:2番目、赤で書いてあるでしょう?

たける:え?何で

T:3つ目

C:みんなで数える。

T:ハンティングをした人だけじゃなくて、隣の人やみんなで数える。そして間違いがないならしまってくださいね。

T:どんな数え方をやった?と聞いた時に、1つずつ数えたり、まとまりを作ったりして数えた人がいたね。

 2つずつとか、5つずつとか、10ずつとかだね

※学びの足跡の前で

T:あなたたちが、数えながらどんなことを言ったかというと、1個ずつだったらたいへんだった。どっちがどっちか分からなくなる。でもね、1個ずつでもいいよという話もあったよね。2つずつだったら、意味が分からなくなると言ったのを覚えている?5ずつだったら、こんなふうに数えると言っていたね。

C:5、10、15・・・

きみこ:まとまり作るのがたいへん

T:(5ずつで)どこを数えたのか、分からなくなるというのも出てきて、5ずつやったのは、3班だけなんだよね。だから、これ、多くの人がやったことないんだよね。多分、こうじゃないかなあっていうところだよね。

T:10ずつは、れんとくんが言ったよね。3とか4とかが残った数って言ったでしょ?10ずつだと速いとか出てきたんだよね。

れんと:たけるくんが言った。

T:よく覚えているね。昨日10ずつまとめて数えた人たちいますか?

※半分近く手が挙がった。

れんと:分かりやすかった。

T:数える経験がみんなばらばらなので、今日は、実際に、1つずつや、2個ずつ、5個ずつ、10ずつのまとまりを作りながら、数えます。

きみこ:でも、まとまりを作るのに時間がかかる。

T:確認したいことがあるから、前に集まってくれる?

T:1つずつって、こういうことなんだよ。広げるってこういうことです。 ※机全体に広げる。

  1つずつ数えていくって、これで数えていくんだよ。まとまりを作らず、数が分かったなら片付ける。

たける:意味分かんなくなる

T:今、意味わかんなくなるって言ったでしょ?本当かどうかやってみようかね。

T:これ、まとまりを作る道具なんです。 ※青、赤、黄色の画用紙を小さく切ったものを提示する。

C:紙?

T:黄色と、赤と、青

C:はさむんだ

T:3つのものを配ります。例えば青。何個でしょう?

C:1個

T:これいくつのまとまり?

C:2のまとまり

T:こうやって、まとまりを作っていくでしょう?

C:作って数えるの?

T:そう。まとまりを全部作ってしまって、数える。

T:数が分かったらしまう。今度は、ちょっと長くなる(赤)。何個のまとまりでしょう?

C:5

T:5のまとまりを作る。まとまりを作って数える。

なおた:5つずつだとか、速いけど、余ったらどうするんですか?

C:そのまま数えればいい。

T:そしたら、まとまりが作れないよね。これだったら2のまとまりでしょう?そしたら、何個あまる?

きみこ:1個

T:余った数は、まとまりは作らずに、ばらとして数える。

まこ:例えばまとまりで数えて、1つ増やすって言うこと?

 


<1班の様子>

※たけるが1番目にハンティングする

たける:2でやるよ

※みんなで、クリップを青の紙に挟んでいく

みさと:2、4、6、8、10

たける:これ、10のまとまりじゃん

こうた:2、4、6、8、10、2、4、6、8、10・・・・・・、多すぎて、分かんなくなっちゃった。

みさと:まだ、数えなくていいよ

たける:最後に数える

※2のまとまりを作りながら こうた:もう無理

こうた:2、4、6、8、10、2、4、6、8、10、2、4、6、8、10、もう分かんない。多すぎて、もう分かんない。

T:多すぎて、分かんなかった?

たける:何個か、書いとかないと分かんない。

1班みんな:2,4、6、8、10・・・・・・・・、78

※さくらが2番目にハンティングする

 さくらが、意図的に黄色(10のまとまりの紙)を選ぶ。

みさと:10のかたまりだからね。ちゃんと10になるようにね。

こうた:今、5個ある。あと5個だ

みさと:これ全部10のかたまり?全部10?

たける:2,4、6、8

※みさとが2つたけるにやって みさと:10

たける:あと1個で59になる

みさと:10、20、30、40、50、60、70、70

たける:1個多い

※こうたが3番目にハンティング ※5のまとまりを作り出す。

さくら:5、10、15、20、25、30、35、見せて

※こうたがあと2つ出す。

たける:37

※みさとが4番目にハンティングをする。たけるが教師のところに来る。

たける:みさとさんが、1ずつ数えるのが嫌なんだって

T:でも、1ずつでやってみて

たける:1個ずつだよ。

みさと:嫌だ!だって分かんなくなるじゃん。※ちょっと怒り気味

※たけるが教師のところに来る。

たける:みさとさんが1個ずつは嫌なんだって

T:1回1個ずつで数えてダメだったら、まとまりを作って数えてみたら?

※教師が1班のところに来て、クリップを広げる

たけるが1個ずつ数えた後に、みさとが、クリップを縦に10個ずつ並べて数え始める。

さくら:1、2、3、4、5、6、7、71

<全体で、気付きの共有>

T:1つずつ、2つずつ、5個ずつ、10個ずつ数えていったでしょう?やってみてどうだった?まず、1つずつからいこうか?

C:ぐちゃぐちゃになった。

C:めちゃくちゃになった。

まこ:だんだん多くなって、数えている数が分かんなくなって、忘れて、たいへんになって、もう1回1から数え直さないと、いけなくなった。

たける:だからもうやめた。

そうま:多かったら、それこそたいへん

れんと:10の方が、数えやすかった

T:2個ずつはどうだった?

そうし:グループでやったら、50だったら、51とか数えちゃう

きみこ:2個ずつでしたら、やりやすかった。2、4、6、8、10だったら、2個とばすだけだから数えやすかった。

たける:2、4、6、8、10だったら多いじゃん。それも時間がかかると思う。

T:もう少し詳しく言える?

たける:青だと、多くなるから、時間がかかる。

T:多いってどういうこと?

たける:2個のまとまりを作る時、2個のまとまりが多い

きみこ:そういうことか。

T:2個のまとまりが多いから、数えるのに時間がかかるということだね。

T:5個ずつだったらどうだったら?

C:やりやすかった

C:まあまあよかった

さつき:忘れても数えやすいから楽だった。

きみこ:5とびだったら、5個とんだらやりにくいよ。5とびだったら、2とびより多いでしょう?多い数にとんでいくと、55個にとんでいかないといけないのに、54になったりする。

しょう:5個だと、見にくくて、4個とかになっちゃうから、5だとやりにくいということでしょ?

T:つけ間違いの話じゃないよね?5、10、15で数えていったら50の次は54って間違うということじゃないの?

きみこ:数がとんでいるのが多い

T:10ずつはどうだった?

いたる:やりやすかった。10ずつだから60とかで、さっと計算できる。

きみこ:10は簡単だった。きみこさんたちは変わったということだね。

いたる:10だと1分くらいでできる。

T:何で1分くらいでできるの?

しょう:10で、10、20、30、40

きみこ:だけど、余った数もあるから、1分ではなくて、2分くらいかかる。

T:ここに余った数がくるということだね。

T:皆さんが感じたことを整理すると、1つずつより、まとまりの方がよさそうだなという話だね。

 今の話からすると、2のまとまりよりも、10のまとまりの方が良いという感じだね。

まこ:最初は5のまとまりがやりやすいと思っていたけど、5と10を比べたら、10の方がやりやすい。

 

子どもたちは、共通した経験を積んでいくことで、10のまとまりを作ることのよさを実感していった。

 

算数日記より

<はるか>

やっぱり10のかたまりの方がいい。なぜかというと、10のかたまりだと速いし、数えやすい。

<しょう>

ぼくが、気付いたことは、最大で80個掬えるということです。

<ともや>

いろんな数ずつ班で数えてみて、10が一番やりやすいことが分かったので、普段、数える時にやってみようと思います。

<すずこ>

私は、紙にクリップをつけるので、紙に付けなければ、10のまとまりはやりにくかったけど、紙につけると、2のまとまりより、10のまとまりの方がやりやすかったです。

<みさと>

今日は、1個ずつだと、ぜんぜん数えられなかったです。

<たいぞう>

ぼくは、10ずつがいいと思いました。なぜかというと、速かったからです。

<たける>

ぼくは、やっぱり10個ずつがいいと思いました。なぜなら速いし、数えやすいからです。

<さくら>

私は、1個ずつ数えたら、やりにくいと思いました。なぜかというと、1個ずつだと、ばらばらになるからです。

<れんと>

今日、算数で気付いたことは、やっぱり1個ずつだったら、全然わかりませんでした。なぜかというと、たいへんでしたから、分かりませんでした。

<まこ>

私は、最初、5のまとまりがやりやすいと思っていたけど、10のまとまりの方がやりやすかったです。

<まゆこ>

今日、わたしは、10のかたまりで、59を作りました。50と思ったら、59で嬉しかったです。10のかたまりだと、分かりやすかったです。

<ゆうな>

今日、クリップハンティングをしました。私は、10のまとまりがいいと思いました。なぜかというと、数えるのが速くなるからです。

※ 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


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