めざせ!カウントマスター 第4時

公開日: 2024年2月7日水曜日

 

「めざせ!カウントマスター」の単元の第4時の様子をお伝えします。

 

T:この間の時間にぴったり、ぴったりじゃないって出てきたでしょう?

きみこ:五十だったり、六十だったり

まこ:こうしくんが、九十でぴったりだった。はるかさんが、しょうくんが七十出して、10のまとまりがぴったりだった。きみさんは、ぴったりだったら、六十とか書きやすいし、やりやすいのは、10のまとまりだと思うって言ってた。

T:はるかさんの言っていることの意味って分かる?まだ分からないなあという人?

※3分の1程度の児童の手が挙がった。

めあてぴったりとぴったりじゃない数を比べよう

ともや:1の桁に何もない

きみこ:あー!そういうこと。1の位には、何もなくて、10の位には数字がある。

そうま:10だからね

ひろたか:ともやくん、10の位は何もないと言っているんだけど、位で言っているのが分からない。

T:位って何の話だろうね?

ひろたか:2月5日、東野先生の数が63で、0はなかったから、0がついいているのは、あんまり分かんない。

C:あー!それ分かる

れんと:ひろたか君、、一の位は先生が63だったでしょ?だからここ(一の位)に3って書けばいい。だから一の位には何にも書かなくていい。

けんた:でも、そうしたら、ただの6になるんじゃない?

C:違うよ

T:今、発言している人だけが、言葉でずっと話しているので、分からなかったりするから、見えるようにしていこうか?

きみこ:算数ブロック使っていいんですか?

T:今日は、これ(位取り表)を配ります。

C:これ(ホワイトボードマーカー)で書く。

T:確かに書き込みができるね。

C:数の棒みたいなやつを置いていくの?

T:これは、数え棒っていうだよ。このプレート(位取り表)の上に数え棒を置いて、ぴったりの数とぴったりじゃない数を作ろう。さっき0の話も出てきたから、ここに書き込んでいいからね。こういうことかー!確かにというふうになっていくといいなあと思っています。

きみこ:先生、数え棒の中に、紙みたいなものが入っていて、これは、10のまとまりだから、10の位に置いていいのかなと思って。

T:どこに置くって?

れんと:10の位に置く

T:これ(1)はどこに置くのかな?

C:一の位

きみこ:1本だけは、1の位において、10のまとまりは、10の位に置くということ

たける:これ、10個になったら・・・・

T:まず、置いてみようか?ぴったりの数、ぴったりじゃない数、自分で作ってみよう。友達と、これぴったりとか、ぴったりじゃないとか、お話していいよ。

<さつきの様子>

さつき:一の位が0で、10が1つだと、10、それで一の位が0で、10のかたまりが2個だったら20、一の位が0で、10のまとまりが3つだったら30、

※10の束を10個並べて(枠からはみ出している) さつき:これだったら100でしょう?

※一の位に1つ置いて、  さつき:これだったらぴったりじゃないでしょう?

これが10本になったら、ぴったりでしょう?

※その後下のように作る

十の位

一の位

10 10 10 

1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

さつき:でも、これだったら40とかになるからできなくて

    でも、40になったら、たぶんできて、

さつき:40とか、50、60、70、80、90は10のかたまりでできる

 

<一斉>

T:ちょっと、みんなで確認しよう

ともや、すずこ:66とか、一の位と十の位が同じだったらぴったりって言うの?

C:言わない

まこ:ぴったりというのは、70とか、80とか、100とか、10とか20とかがぴったり

きみこ:あと、25とかもぴったり

T:ともやくんたちの言いたいこと分かった?ともやさんとすずこさんが言っている66って作ってみて

C:あー分かった!

C:ともやくんとすずこさんの言いたいこと分かった

C:ぼくも分かった。

T:こうやって、操作していくことで、こういうことか!と分かったりするんだけど、ちゃんと置いたかな?

※位の部屋に入れていない子どもに、入れるように促す。

T:この2人が、66ってぴったりなのって言いに来た気もちって分かります?

れな:ここ(十の位)とここ(一の位)が同じということ

T:十の位と一の位が同じ数ということだね。

きみこ:60+6=66でしょう? 同じ数でしょう? だからぴったりだと思った。

なおた:だけど、ぴったりじゃなくない?

きみこ:いろんなぴったりがある

T:なおた君は、ぴったりじゃないということだね。ぴったりじゃないほうに66を作ってくれる?

しょう:ぴったりは、10か、5か、10か、15か、20か、25か・・・5個ごとだと思う

C:え?違うと思う

C:5ずつ増えているのは、ぴったりじゃないと思う。

T:66の話からいこうかね。この6(一の位)は何が6?

C:1の位

T:(十の位の6を指して)この6って何?

C:10

C:10の位の数が6

T:ともやくんとすずこさんは10の位も6個、1の位も6個でぴったりの数じゃないかと言ったんだよね?

 でも、なおたくんは違うって言っているんだよね。なぜかというと、最初に出したこうし君は、90がぴったりって言っていて、しょうくんは70が出したらぴったりって言っているんだよね?

きみこ:75とかもぴったり

けんた:5とびでしたらぴったり

きみこ:そう。5とびでしたらぴったり

たける:ぴったりって、10の位がぴったりと思う。ぴったりは、1の位はないやつで、こっちの十の位にはある。ここ(一の位)が5だとしたら、あんまり25とかぴったりとは言わないから・・・

きみこ:一の位が5でもぴったりでしょう?

しょう:15はやっぱりぴったりじゃないと思う。あの5はぴったりじゃない

C:何で?

しょう:5って中途半端な数でしょう?5って半分にも割り切れないし、10は半分に割り切れるでしょう?

    多分10がぴったり

※いろんな考えが飛び交う

しょう:けんたくん、何て?

けんた:5は分けられなくて、10は5と5に分けられるから、5はぴったりじゃないと思うの?

しょう:そうそう

T:たけるくん、もう1回お話してくれる?

たける:ぴったりは、十のくらいはあって、一の位はない。ぴったりじゃないのは、一の位がある。十の位もある。

T:たける君は、左がぴったりで、右がぴったりじゃないで分けようとしているんだね。

C:あー!分かった

C:意味が分かった

T:それが、こうしくんや、しょうくんがいうぴったりという話だね

たける:そう

 

きみこ:ここで15で、10−5をしたら答えが5でしょう?その5もこっちが残り5で、こっちも残り5になるから、5もぴったり

T:しょうくんどう思った?

しょう:ぼくは、5はぴったりじゃないと思う。5は、これ(3)とこれ(2)で分けられるでしょう?

    だから平等じゃない。10はぴったり

T:5は半分にならないから、5はぴったりじゃないので、たける君が言っているのがぴったりということだよね?

けんた:たける君に質問なんだけど、僕は、確認なんだけど、10の位はあるで、一の位がなかったらぴったりで、右は、十の位もあって、一の位もあるからぴったりじゃないということ?

たける:そう

しょう:(数直線を指しながら)ぴったりのところだけに数字が書いてある

きみ:でも5も普通のやつよりちょっと長くない?

T:ひろたかくん、最初に0がついているところが分からないって言ったでしょう?0の話ってどこに出てくるの?

けんた:一の位が0

ひろたか:一の位がないから0、十の位が7で70

T:一の位がないよということだね。

C:ぴったりとぴったりではないということ

まこ:きみこちゃんは、25もぴったりって言ってたじゃん。それってさ、ここには、10のまとまりとかしか書いてないじゃん。5のまとまりとか書いてないでしょう?一の位で5は、しょう君が言ったように5は分けられないよね。10は分けられるよ。分かる?

しょう:これ(66)も、一の位がなければぴったり

T:はるかさん、しょうくんと、クリップで70を作ってくれる?

T:これを作って、ぴったりだと言ったんだよね。

きみこ:あー、そういうこと

T:しょうくんが、ハンティングした数がこれだね。

きみこ:よく分かる

けんた:一の位に何もなかったらぴったり


算数日記より

<そうし>

ぼくは、こう思いました。70はぴったりということです。なぜかというとこういうことです。

十の位

一の位

だけど、79はぴったりではありません。なぜかというと、わけられないからです。

十の位

一の位

<ゆうな>

私は、90がぴったりなことを知りました。ぴったりの意味を知りました。それは、なにかというと、0がついいているのがぴったりな数なのを知れて嬉しかったです。ぴったりじゃない数は、0がついていない数なんです。私は、その2つのことを知りませんでした。みんながぴったりの数を教えてくれたから分かりました。

<けん>

ぼくが、きみこちゃんがいった全部で百じゃんていう意味が分かりませんでした。

<れな>

けんたくんは、最後らへんで十の位に何個置いてもいいって言ってたけど、もし10を10個置いたら100になってしまうから、百の位になってしまうということです。

<たいぞう>

今日、ぼくは、気付いたことがあります。なにかというと、十が7個あったら、下に7と書いて、一のくらいが0を書くということです。こうなって、横と横をたせば70になるからそれに気づきました。

十の位

一の位

10 10 10 10 10 10 10

 

<たける>

ぼくは、一の位では、1、2、3、4、5、6、7、8、9がぴったりじゃなくて、十の位は何でもいいから一の位は0で、十の位は何でもいいです。

 

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。



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