めざせ!カウントマスター 第3時
公開日: 2024年2月5日月曜日
「めざせ!カウントマスター」の単元の第3時の様子をお伝えします。
T:今、クリップハンティングをしているでしょう?あなたたちの最高記録っていくつかな?
C:八十
そうま:六十八 ※多くの子どもたちが自分の記録を述べていた。
※首を捻っていて、どうにかして思い出そうとしているけんたを指名する。
T:けんたくんさー、今の最高記録は何って聞いた時に、どう思った?
けんた:算数日記を見て確かめようと思った。
T:ということは、覚えていた?
けんた:覚えていなかった。
T:けんたくんのように、自分の記録を覚えていない人や、忘れちゃった人は手を挙げてください。
※土日を挟んだこともあり、約10名程度手が挙がった
T:どうすればいい?
きみこ:ノートに書いておけばいい。まず、十の位の8を覚えて、一の位の3を置いて、そこで合わせて83と覚えておけばいい。
T:10の位と1の位を覚えておいて、最後に合わせればいいということだね。
T:じゃあ、今日は、自分の記録をノートに書いていこうかね。
めあて:クリップの数を数字で表そう
T:今日は、みんながいっぱいできるように用意しました。
C:(白い袋の数を数えて)18個
T:2人で1つできるようにしました。
T:それでは、先生もクリップハンティングをします。※ハンティングをやってみせる。
先生もハンティングしたクリップをここ(書画カメラの前)に広げるので、数えてほしいんだけど・・・
※教師がハンティングしたクリップを見て
C:えー!
C:うわー!でかい!
※ゆうを指名する。ゆうが、操作しているのを見て
C:5だよ。
れんと:5ずつかね?
C:10だ
T:何をしてる?
C:まとまり
C:10 ※声が混ざっている
T:何のまとまりを作っている?
C:10
C:分かんない
C:10だよ。
きみこ:違う。10とびというのを聞いたことないよ。
なおた:だけど、2とびの方がいいんじゃないの?
きみこ:10の方が速いっちゃ速いけど・・・
T:まこさん、この間の授業で、5とびの方がいいと思っていたけど・・・
まこ:10の方が良かった
※ゆうが10のまとまりを作っているのを見て
れんと:多分、残りそうだよ
きみこ:残った数を最後に
れんと:たせばいい
れんと:あー!残った
※画面を見て、れんと:63
T:何で63って分かったの?
れんと:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10で、(10のまとまりを作って)
ここ(ばらを指して)だけ3じゃん。ここは、全部10だから、10、20、30、 40、50、60
最後60+3をすれば、63
C:あー、確かに
きみこ:10が6個あるっていうことで、それが60で、それに3たせばいいから63
T:先生の数を黒板に書いてくれる? ※ななこを指名する。
ななこ:63 ※黒板に書く。
T:3は何の位?
C:一の位
T:6は?
C:十の位
T:さっき、きみこさんが言ってくれたよね。
けんた:60+3は63だから。10は6個で、ばらが3個だから、63
きみこ:10のまとまりが6個だから、6に0をたせばいい。
T:みなさん、こんなふうに、ノートに書いていくんだよ。先生の63という数を超えられるかな?
じゃあ、やりましょう。
きみこ:先生、2、4、6、8、10、12、14と数えていくか、それとも2、4、6、8、10でもう1回、2、4、6、8、10の時に20にするか、それがどっちがいいのか?
T:ゆうさんは、どうして10のまとまりを作ったの?
ゆう:簡単だから
T:ごめん、きみこさんの言いたいことが半分しか分かんない。
きみこ:2、4、6、8、10、12、14、16で数えるか、2、4、6、8、10、2、4、6、8、10、2、4、6、8、10で最後に20にするか?
T:ゆうさんのを見て、みんなはどう思う?
なおた:10の方が簡単だけど、まとまりが・・・・。
けんた:並べるのはたいへんだけど、数えるのは速いから、10とびや5とびがいいと思う。
T:みんな、どんどんやっていくんだけど、数え間違いがないようにやっていってください。
たける:分かんなくなったら、また数えないといけない。
※学びの足跡を見ながら、T:今のところ、10のまとまりを作った方が速い、やりやすいという話だね。それが本当かどうか、やってみる。あるいは、他の数え方がいいのかどうか、やってみよう。
※ペアでクリップハンティングをする。
<さくらとたけるの様子>
さくら:108だよ。
たける:108。先生!108だった
T:え?本当に?
たける:ここが8で、(10のまとまりを指しながら)1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
T:すごいね
※さくらのハンティング
たける:2、4、6、8、10、2、4、6、8、10 ※数えながら10のまとまりを作っている。
たける:74だ。どきどき
※ノートに数を書いている。
たける:2回目、やってもいいですか?
T:やっていいよ。
たける・さくら:いえーい
さくら:200いってやる!
たける:1000が10個なら1万だよ。
※たけるが2回目のハンティングをする。両手を使って、溢れそうになったのを押さえるようにしていた。
たける:百、超えるよ。
T:ちょっと、さつきさんの話を聞いてくれる?
さつき:数え方で、2とびか、10とびかを試してみて、2とびは、少ない数でまとめるから時間がかかって、たいへんで、10とびは、10、20、30と数えられるからやりやすい。
たける:100
※さくらの2回目のハンティング
たける:200いったら怖いよ。
たける:(10のまとまりを2つセットにして数えていた)、2、4、6、8、81
※ノートに数字をメモしている。
※たけるの3回目のハンティング(両手で、落ちそうなものを守るようにして)
さくら:これ、10のかたまり、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
たける:え?11個じゃないよ。
<一斉>
T:さっき、先生の数っていくつだった?
C:先生の63って、どこなの?
ともや:10の位が6個あるから、60のところから、ばらが3個あって、1の位が3個ということだから、60にまた3個たしたら63個だから、先生はここ
きみこ:60+3=63だから、60より3つ進んだら63になる
C:60より3大きいということ
T:これ(黒板に貼っている数直線)と、同じものって、いる?
C:いる!
※みんなに数直線を配る
T:先生の63個のところに、書いといてね。みんなの記録も書こうか
T:数の線、使いたい時に使ってくださいね。
T:さっき、ぴったりだったって言った人いたでしょう?
さつき:こうし君が90でぴったりだった。
きみこ:ぴったりだったら、60とかだったら、書きやすいし、やりやすいと思うのは10とびだと思う。
T:ぴったりの数、あるいはぴったりじゃない数
けんた:ぴったりじゃない人の方が多い
C:確かに
れんと:前は、ぴったりだった
T:きみこさんの言っていることが分かる人?分からない人?
※時間になったこともあり、分からないという子が半数ぐらいいた。
算数日記より
<はるか>
今日、私は、しょうくんとやって、しょうくんが70出したら、10のまとまりぴったりだった。
<れな>
わたしは、きみこちゃんが言っていることが分かりませんでした。
<けん>
今日、きみこちゃんの言ったことの意味が分かりませんでした。でもちょこっと分かりました。
<まゆこ>
今日、私は、クリップを取った時、ちょっと多いかなと思ったけど、58個でした。そうまくんは、60個で私よりも多くて、何でだろうと思いました。
<りょうた>
ぼくが、算数の授業で気付いたことは、数え方です。なぜかというと、5個ずつより10個ずつの方が数えやすいと思います。なぜかというと、10の方が多い数だからです。
<たける>
ぼくは、やっぱり10とびいいと思います。なぜなら、早く数えられるからです。
<ともや>
今日は、2とび5とびのかたまり、10のかたまりで考えました。2とびは、数えにくいので、2とびで10個になったら次に10のかたまりを作るようにしました。
<ゆうな>
今日、クリップハンティングをしました。ゆうき君が、1回同じ数を出しました。数字は、45です。同じ数でびっくりしました。
<ゆうき>
ぼくは、同じ数が出やすいと思います。なぜかというと、何回やっても同じものの数が出るからです。
※次時は、ぴったりとぴったりじゃない数を自分たちで作っていきたいと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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