図を使って倍の見方を広げよう~小数の倍②後半~

公開日: 2024年2月8日木曜日

 「半分」もしくは「0.1倍のいくつ分」で1.5倍の意味を考えた子どもたち。

どちらの方法も使えるのか、別の数値で確かめるようにしました。理由として、15÷10という状況だと、10等分、10分、1(倍)、0.1(倍)などの似ているような数値が多くなり、説明が少しややこしくなっていたと感じたからです。

そこで、36÷20の場面で考えるようにしました。

1.5倍の時のように、テープや図を使って子どもたちは、1.8倍の意味を考えていきました。

本時の板書

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りょう:言葉だけなんだけど…。1こ分が2つで2倍でしょ?1.8倍
    なら、0.1が18個でしょ?
しゅう:0.1が2分だから、2分が18こ分ってこと?
りょう:0.1が10こで1だから、0.1が18こで1.8。
T  :この0.1って何のこと?
ふみや:0.1倍ってこと。
T  :りょうくんは、どっちの考えでしたの?
りょう:0.1のいくつ分
たいし:線分図!
(たいしが図をかく)
C  :あ~!
たいし:20分を1として、それを10等分する。その0.1倍で2分。
    それが18個分で36分。2分が18個分。
きりと:そうそうそう。
C  :めっちゃ分かる。/あ~。
りょう:それがいいと思う。
T  :説明できる?
C  :う~ん。
T  :今、0.1にあたる大きさが?
C  :2分。
T  :どこが2分?
しゅう:そこ!
C  :あ~!分かりやすい。


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りょうの意見がなかなか伝わらなかったものの、それを数直線で表したたいしの考えにより、多くの子が納得をしていきました。図に0.1倍が2分であることを書きこむと、少しずつ自分の言葉で説明ができるようになっていきました。

このようにして、20分を1とみて、0.1倍にあたる大きさを捉えていくことができていき、倍の意味を拡張していきました。

この後、「前は、通学時間が30分以上の人はできないって言っていたけれど、倍でもできそう?」と聞くと、「できそう!」といったので、少しだけ何倍になるか調べる時間をとりました。

この時間、てつやさんが首をかしげていました。「どうしたの?」と聞くと、「なんかよくわからん。倍ができないような…」といいました。てつやさんは、通学時間が一番長い50分だったので、すべて商が純小数倍になります。このことに困っていたようでした。

研究発表会では、このてつやさんの困っていることから、授業に入りたいと思います。


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