かけ算(2)〜かけ算の世界を拡げよう〜 「6×3の答えをわかりやすく説明しよう」22時間目
公開日: 2023年11月12日日曜日
20時間目は、今までつくってきたかけ算の暗唱を自分たちでつくったかけ算チェックカードをもとに行いました。21時間目は、改めて学校を探検し、かけ算の状況を見つけながら、式で表してみる活動を行うことで、場面とかけ算の式の結びつけがどのくらいできるようになったかの形成的評価と、その練習を行いました。
この時間では次の写真を提示しました。
C「3×1かな?」
C「6×3」
C「え?」
C「本当だ!」
T「いま6×3って言った気持ちはわかる?」
C「袋に6枚入りって書いてある!」
C「それが3袋か!」
C「さくらんぼはできるかな?」
T「他に何かできそう?」
C「図で考える!」
C「算数ボックスもあるよ。」
C「今日は計算方法をわかりやすく表したいな。」
・・・(自力解決中)
C「どんな分け方でもいけそう」
C「3を分けても、6を分けてもできるよ。」
C「さくらんぼ以外の計算方法も思いついた!」
C「さくらんぼ計算ができたよ。」
T「さくらんぼができた人は、ぜひ図で表してみてね。」
C「(説明が)チーム図を使ったらできる!」
C「6はあったけど、3がなかったから、紙を切ってつくったよ。」
C「9のチーム図も欲しいなあ」
・・・
C「お尋ねです。下の3つは何ですか?」
C「答えとは関係ないよ。」
C「わかった。袋の数じゃない?」
C「上の図は、中身の数で、下の図は袋の数を表しているよ。」
C「答えは18になるね。」
・・・
C「顔がついてる!」
C「ニコニコマークのチーム図みたいだね。」
C「この6個のマークは何?」
C「中に入ってる数だよ!」
C「3つの袋と6個入りを表してる。」
T「袋が1つだったら?」
C「6×1です。3つ分だから6×3になるね。」
・・・
C「さくらんぼ計算を図で表してみたよ。」
C「わかりやすい!」
・・・
C「そういうことね!」
C「どう意味ですか?」
C「一つの袋に入ってる点々の数を表したよ。」
C「答えは17なのかなあ。」
C「点々だと数えにくかったのかも!」
・・・
(右側の式)
C「6+6+6になってる。」
T「赤と青に分けれますか?」
C「赤が6×2。青が6×1になる。12+6で答えは18だよ。」
・・・
C「ブロック計算だ!」
C「長方形になってる!」
C「わかった。縦の線を足してるんじゃない?」
C「縦の線を足してます。」
C「横の線じゃなくて?」
C「縦でみると、3×6になるね。」
C「横で見たら、6×3になるよ!」
T「正方形はできないね。」
C「いや、できないとは限らない!」
T「今日、6×3なのに、3×6で考えていた人もいるんだよね。」
交換法則を用いた後に分配法則をしている子を意図的指名しました。下の写真の式を提示し、先ほどのブロックの図と結びつけさせました。
C「3×3だから、正方形と正方形になったよ!」
C「先生!たとえば、3×3とか9×9とか同じ時に正方形になるよ。」
C「3が3個ある時に正方形になるよ。」
C「他の説明もあるよ。(かける数とかけられる数を指さして、)こことここが同じ数の時に正方形になるね。」
今回は6×3の話から、式と図の関係が見えてきました。自ら、考えの一般化を図ろうとする姿も現れてきています。
次の時間は、6の段を完成させていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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