かけ算(2)〜かけ算の世界を拡げよう〜 9×4を説明しよう 30時間目

公開日: 2023年11月14日火曜日

 今回はこの写真から始めていきました。



C「9×1?」

T「どこに9があるの?」

C「クッキーです。9枚あるよ。」

C「1は1パックのことです。」

C「また増えるのかな?」

T「今日はこれが4パックだったら?」

C「9×4になります。」

C「36かなあ。

C「くしだね。」

C「答えの説明はできるけど、自信はないなあ。」

 

・・・(自力解決中)


C「よーしやるぞ。」

  すかさず子どもたちは、モデルシートや算数ボックス、タブレットを取り出しました。

C「(モデルシートが)足りないなあ。」

C「次はさくらんぼ計算でしてみようかなあ」

C「この棒みたいな図は何?」

C「9が4人分っていう意味だよ。」

 

・・・



C「そういうことね!」

C「これはわかるよ!」

・・・



T「なんで5と4で分けたの?」

C「5ずつと4ずつにしたよ。」

T「みんなはわかるの?」

C「9の段だから9をつくるためだよ。」

C「あーわかった!5と4に分けて9を4パックつくるためだよ」

 5と4に分けていることで、10をつくっていることを見出してほしかったのですが、まだ、比べる対象が少なかったため、今回は深く立ち止まることはしませんでした。

・・・

C「今思いついたんだけど・・・」



C「ちょっとわかんないなあ。」

C「なんかひき算をしてる?」

Cひき算はあり?」

C「何だか最初の計算にもどっているんじゃない?」

C「お尋ねです。どういう計算をしたんですか?」

C「4と5から20をつくって、残りの4からひきました。」

T「40はどこにあるのかな?」

C「見つからないなあ。」

 36をつくるという数の操作をしていたため、図と結びつけて説明することは難しいようでした。

 

・・・



C「どうやってやったの?」

C「9を3と6に分けて、3×4は12で、6×4は24で、12と24を足しました。」

C「納得しました!」

 

・・・

ブロック図を考えた子がいたため、同じようにブロックを黒板に並べてもらいました。



T「これでいいですか?」(縦が8列だったため)

C「なんか変じゃない?」

C「1列足りない!」

C「付け足しです。」

写真のように分けて、隣に数字を書き込んでいきました。数え足しのように計算しています。

T「これは式で表せる?」

C「1×36」

C「9×4」

C「4×9でもあるよ。」

C「4×9だったら、九九表に答えはあるよ。」

T「9×4はたし算で言うと?」

C「9×4は9+9+9+9でも表せるよ。」

 

 ブロック図で交換法則と同数累加について確認をしていきました。


・・・




振り返りでは、9ではなく4の方を分解してさくらんぼ計算にしている子どもいました。

どちらを分けて計算するのかまだ子どもたちは無自覚に行なっているようです。



また、新しい計算がないか探究し続けている子どももいます。その子どもの学び方に価値を見出している子も出てきていました。

 

最後に、9の段をつくっている子どももいたので、その子のモデルシートを提示して、次時の見通しを立てて終わりました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

算数科 津川
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