かけ算(1)〜かけ算の世界を拡げよう〜 「かけ算のひみつを見つけよう」19時間目
公開日: 2023年11月11日土曜日
前時に3の段だけ秘密を見つけることができなかったので、3の段の秘密をも見つけることから始めていきました。
C「9のところから『が』がつかなくなるよ。」
C「さんいちちが3、さんにが6、さざんが9、さんし12」
C「本当だ!つかなくなるね。」
C「答えが十の位になった瞬間『が』がつかなくなるね。」
C「本当だ!すごい」
C「2の段も5の段もなってる!」
C「1の段は全部『が』がつくね。」
C「3×1の3と3×2の6をたせば、3×3になるよ。」
C「前の答えに3をたせば、次の答えになるよ。」
C「12と15をたしたら27になるよ。かける数の4+5をたすと9になる」
分配法則ともつながる気づきが出てきたので、3の段の他場所でも成り立つかを確かめていきました。
C「どこでも成り立つよ!」
C「3の段は最強だ!」
・・・
C「3と27で30、6と24で30、9と21で30、12と18で30になるよ。」
C「すげー!」
C「どういう意味?」
C「15だけできない。」
C「15は15+15かな?」
C「5の段は10があるからじゃないかな。」
C「待って確かめてみたい。」
ここで、昨日まで秘密を見つけてきた2の段、4の段、5の段に戻りました。
C「わかりました!2の段だったら0をつけると良いから、2の段は20、3の段は30、4の段だったら40、5の段は50になる。」
C「10ずつ増えていっているね。」
C「3+3=6になって、6+3は9になって、9+3は12になる。」
C「3ずつ増えているよね。」
・・・
C「他にも気づいたことがあります。」
C「5の段とか3の段とか、2の段で考えてみたけど、かけ算って答えが11になる計算がないんじゃないかな。」
C「本当だ!」
子どもたちは、今までのかけ算を振り返って、出てきていない数字を確かめ始めました。
子どもたちがひみつがあると気づいて秘密探しを行ったこと、2~5の段とある程度進んだ状態でかけ算の性質や法則にもう一度着目させる時間をとったことで、他の段は成り立つのかなという統合的な見方でかけ算九九を見つめ直そうとする姿も見られてきました。
ここから、前時の時間に出てきたかけ算九九表とかけ算九九カードの確認を行いました。
まず、かけ算九九表についてです。
かけ算九九表については、表の見方を確認して、子どもたちにも同じようなシートを配りました。そして、学習した段まで子どもたちと一緒に書き込みました。
これからのかけ算(2)の学習では、かけ算の世界を拡げていくたびに、一緒に書き込みながら学習を進めていきます。
また、かけ算九九カードは次のようなものです。
このようにタブレット端末の学習支援アプリ「ロイロノート」の資料箱の中に子どもたちが自ら作って保存しておくことにより、蓄積していくことにしました。
このカードを用いて、子どもたちは暗唱の練習もしていました。
次の時間は、今まで構成してきたかけ算九九の暗唱と、改めて学校を探検し、かけ算の状況を見つけながら、式で表してみる活動を行いました。ここまででかけ算(1)の小単元は終了になります。大単元は次にかけ算(2)へと移行していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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