かけ算(2)〜かけ算の世界を拡げよう〜 「7×4はどう考えるの?」25時間目

公開日: 2023年11月12日日曜日

 7の段に入りました。この時間は次のものからスタートしました。

(写真は、学びの足跡のものです。)



C「にしちじゃないかな。」

T「にしちって?」

C「2×7」

C「7×2」

T「まず2×7はどうやって考えたのかな?」

C「2箱あって、中に7つ入っているっていう意味かなあ?」

C「他にもあります。この袋の中に実は2枚入ってるんだよ。このクッキー食べたことあるもん。」

C「2枚が7袋っていう意味か。」

C「袋の中は透けて見えないよー。」

T「じゃあ7×3は?」

C「それはわかる!」

C「7袋が2箱っていう意味だよ!」

T「今日はこっちで考えようかね。」

T「実は今日、これが4箱あります。」

C「えーーー!」

 

  今回も、かけ算で計算をする必然性を高めるため、全体の個数がわからない形での課題定時を行いました。

C「式は、7×4になります。」

T「7×4、ちょっとわからないなあっていう人どのくらいいる?」

3分の1ほどの子が手を挙げました。

C「7×4の考え方がわからないなあ。」

 

・・・(自力解決中)

C「4の段を使えばできるよ!」

C「さくらんぼ計算でやってみよう!」

C「どうにか28にはなったんだけど・・・・」

C「(タブレットで友達の考えを見ながら)俺もそれやってるんだけど!」

C「お尋ねがしたい!」

T「今、聞いてきていいよ。」

 子どもたちは、タブレットで提出されたそれぞれの考え方について、わからないことがあれば、聞きにいく姿が見られました。

 

・・・



C「7×4は、7枚が4箱あるから、7×2は14になるから、14が2つ分で28になります。」

T「7×2はどうやって出したの?」

C「7が2個あるから、7+7」

C「あーそういうことか!」


・・・

C「お尋ねです。」



C「マンションみたい!」

C「前、〇〇くんがやってたマスがつくりたかった。」

C「6マスが4列でしようとしたよ。」

C「じゃあ式は6×4じゃない?」

C「ここに1個足せばいいよ。」

C「7マスにすればいい。」

 

・・・



C「えっと、途中までなんだけど、その後の式をどうすればいいのかがわかりません。」

T「今、言っている意味わかる?」

C「さくらんぼ計算なんだけど・・・」

C「続きわかるよ。」

C「同じ式でやってた。」



他の子が、続きの式を書き始めました。

C「一緒だ。」

C「これしか方法はないよね。」

C「まずここの1とここの7を足すよ。」

C「あれ?」

C「かけ算でするのかな」

C「かけ算で出てきた、ここの7とここの21を足せば答えは出てくるよ。」

 

ここで、ブロックで一度確かめてみることにしました。

 



C「7×1が見えた。」

C「7×3も見えたよ。」

C「さくらんぼ計算も見えたよ。」

・・・

 

T「〇〇くん、最初先生に教えてくれたこと言ってもらってもいいかな?」

C「7×4を4×7にしたらあそこと一緒。」(九九表を指さして)

C「そうだよ。反対になるよ。3×7の答えもあるんだよ。」

 

 みんなで九九表を使って答えを確かめました。

 

C「九九表の中には、もう7の段があるよ。」

C「九九表を縦に見るともう7の段がある!」

 

この時間の振り返りでは、下のような振り返りも出てきていました。



かけ算(1)の時にも取り扱っていた交換法則ですが、最近子どもたちから出てきているブロック図(正方形、長方形で議論をしました。)であらためてつくってみることで、そのことが成り立っていることを再認識する子もいました。



九九表をつなげながら見ることで新たな気づきが生まれることをまとめている子もいました。



みんなに「続きがわからない!」とお尋ねすることで、学びが広がるという学び方にも着目している振り返りも見られました。

次の時間は、7の段を完成させていきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

算数科 津川
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