かけ算(1)〜かけ算の世界を拡げよう〜 「さくらんぼ計算はかけ算でできるの?」12時間目
公開日: 2023年11月4日土曜日
かけ算のさくらんぼ計算に対して、子どもたちは疑問をたくさんもっていました。
その中でも、解決方法まで見出し始めている振り返りも見られていました。
子どもたちに問いかけてみたところ、半分がさくらんぼ計算はできると考えているようでした。
C「図だったら考えられるかなあ」
・・・
C「式を表してるね。」
C「2×2は4で4×4を作ってるね。」
C「なんで2×2なのに4が2個あるの?」
C「2×2が2つあるから、本当はこの2×2の式は2つです。」
上のやり取りのように、4×4のさくらんぼ計算の式自体を図を使って表現しようとする姿も見られていました。
途中で結合法則を使って考えようとした子がこのノートを大型テレビに映しながら説明しましたが、たし算による分解とかけ算による分解については納得できていないようでした。この考えも、式自体を図に表そうとした結果、16が見にくくなったのではないかと考えました。
・・・
式による操作が続いていたため、かけ算の中にたし算をしようとしていることを視覚的に見えるようにするために、ブロックを16個並べて考えている子のノートを提示しました。
T「この中で2×2はどこにありますか?」
C「分解したら見えてくるよ。」
C「4つのまとまりをつくったら、2×2のまとまりができるよ。」
C「ここに4が2個あるよ。」
C「あっ8が見えたよ。」
C「合体させるということだね。」
C「このまとまりでみると4×4があるよ。」
C「あっ8が2個あるよ。」
T「8が2つ分ってどこかになかったかな?」
C「昨日8の2倍がわからなかったところにあった!」
C「昨日の式とつながったね。」
前時で出てきた式と今回の図が結びついたことで、かけ算どうしをたすという操作について、多く子が理解しているようでした。
ただ、かけ算におけるさくらんぼ計算のよさについてはまだ実感がないようでした。
そこで、次時では別のかけ算の式で考えていくことにしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
算数科 津川
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